の元彼の出現で、 本気で俺は焦っていた。 この想いを君に -19話- 「ちょ・・・先輩!!学校はッ!?」 あえての質問に答えを返さない。 つかつかと歩く俺。 小走りで、俺にひっぱられてる。 「・・・。俺の家、行くけどいい?」 少し人が少なくなった所でに問う。 目を見開く彼女。 「大丈夫。やましいことしないから。 ただちょっと、静かな所で話がしたい。」 俺の真剣な態度が伝わったのか、は黙ったままコクリと頷く。 電車を乗り換えて、俺の家に向かった。 --------------------------------------------------- 「汚くてごめん、ちょっと適当にどこかに座ってて。」 を家に連れてきたのはいいものの・・・ 本当に手を出さないか、心配になってきた・・・。 絶対に手、出すなよ。と自分自身に言い聞かせ、部屋へ戻った。 「はい、コーヒーしかなかったんだけど・・・ コーヒーで良かった?」 そういって、彼女を見る。 彼女はベットの上に腰掛けてた。 やっぱ部屋、片付けといた方が良かったな・・・と後悔しつつ、 「いえ、ありがとうございます!」 そういう彼女の笑顔に、胸が高鳴った。 両親は、の家庭と同じく、仕事に出かけている。 母はいつも6時くらいに帰ってくるから、ほど淋しくないと思う。 今はいなくても全然平気だけど、やっぱり小さい頃は淋しかった。 だから、の気持ちもよく分かった。 そのことと、さっきの告白、元彼のことについてで、家によんだ。 「あのさ・・・さっき、元彼と一緒になっちゃうとか言ってたけどさ・・・」 「俺、そのままのが好きだから。」 「元彼とか、関係ないから・・・・。」 「やっぱ俺、が好き。」 NEXT→