「やっぱ俺、が好き。」
















この想いを君に -20話-













手に汗を握る俺。










一瞬目を見開いて、その後すぐに顔を赤らめて下を向く彼女。


















時が止まると思った。




















聞こえるのは時計の針の音と















俺自身の心臓の鼓動。




















今まで聞いたことが無いような、異常な速さで動いてる。




















にも伝わってるんじゃないかと思う。
























息を呑む。



























すぅっとが息を吸う音が聞こえた。

























「あの・・・ちょっと話聞いてもらえますか?」





















唇を噛み締めてたと思う。








そのまま頷く。
























「私が陸上部のマネージャーになったのは、私も昔、陸上をしていたからなんです。」




















期待していた話と全然違ったから、正直驚いた。










でも、の顔は本気で、そのまま聞き続けた。






















「でも、途中で剥離骨折になってしまって…続けることができなくなってしまったんです。」
























悔しそうに、でも悲しそうな瞳が何とも言えなかった。




















「それで、あたしが落ち込んでたときに、が励ましてくれて・・・」

























「あたしはに恋をしたんです。」



















恋をした・・・。本気で愛していたんだと。









彼女の震える声で、分かった。



















「でも、はあたしのこと遊びだったんです。結局は。」




















「「もう二度と恋愛なんかするもんかって、思ったんです。」」
























恋愛なんか・・・か・・・。














やっぱ駄目か・・・。



















「でも今日、分かったんです。あたし、先輩に惹かれてたんです。
















     あたしの中学校で、先輩、すごく有名だったんです。









      多分、その時から、少しずつ・・・。返事遅くなってごめんなさい。」



























「こんな軽い女嫌で「嫌なわけない。」






















「俺、ホントに好きだからさ・・・。

                付き合っていいのか?」





















胸が高鳴っていた。








さっきとは全く違う感覚だった。






















「もちろんです・・・。よろしくお願いします。」






















やべぇ。
















「な、キスだけしていい?」




















可愛すぎて、溜まりかねず聞く。


























「だーめっ。あたし軽いの嫌いなんですー」

























ま、俺等は俺等のペースで幸せになろうな。



























一目ぼれでも、叶う恋はあるもんだ。































END





















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あーー終わっちゃったー;;最後の終わり方微妙だなぁ↓

サン、どうでしたか??ごめんなさい、ごめんなさい。((謝罪

良ければ感想下さい。

これからもSecret Tearsと柚瑠共々よろしくおねがいします。