俺の中に芽生えた、

















独占欲。














この想いを君に -18話-





















俺等はあの後、遅刻せずに学校へ行くため















すぐに電車に乗った。















電車はかなり空いてて、2人並んで椅子に座った。















「さっきは・・・ごめんな?いきなりあんなことして。







          しかもって勝手に呼んじゃったし・・・。嫌だったろ?」

















嫌に決まってる。










だってはまだ、アイツのことが好きだから。















アイツのこと想い過ぎて、熱出しちゃうくらい好きだから。



















「全然嫌じゃなかったです・・・。






            あのっ・・・ありがとうございました。」





















下を向きながら小さく呟いた。












その姿が可愛くて可愛くて、どうしようもなかった。

















きゅっとの右手を握る。

























「なぁ・・・俺じゃ・・駄目?俺じゃを幸せに出来ない?
















                 俺、のことが好き。」
















必死だった。









これ以上、傷付くを"先輩"という存在から見ていられなかったから。























俺はを傷付けたりしない自信、あるから。





















「・・・駄目・・・だよな・・・」





















「「今の忘れて」」と軽く流そうとしたけど、



















の言葉で遮られた。



























「あたしも、先輩が好き・・・です・・・。









        でも、まだ、どの好きなのか分からないんです・・・。










           それに、今付き合ったら、あたし・・・!!!」






















一瞬ためらった。





















「今付き合ったら・・・?」



























続きが早く聞きたい。
















俺と付き合ったらどうなるのか。



























「卑怯な奴になっちゃう・・・。











              と同じになっちゃう気がして・・・・・・」

























そう言って、涙を堪えてた。





























俺はを引き連れて、途中で電車を降りた。












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