の作ってくれた朝ごはんを食べてから 一緒に登校した。 この想いを君に -17話- 2人とも風邪を引いてたから、顧問に連絡して朝練は休むことにした。 2人で部活の話をしながら、ゆっくり駅に向かって歩いていたときのことだった。 「あ、じゃん。」 一瞬、一瞬。の顔が強張った。 「・・・」 2人の雰囲気から察した。 多分コイツは、の元彼。 頭良さそうだけど、どこか悪そうなやつ。 いいトコの悪お坊ちゃまって感じ。 「へー。俺に振られてすぐに次の男ってか。 よくやるねー、お前も。ちょっと可愛いからって調子乗ってよ! ま、俺は俺で新しい彼女いるから、これで同じじゃん?ま、頑張ってよ。」 何だ、コイツ。 ホントに今までとコイツは付き合ってたのか? 「ちがっ・・・・・先輩は・・・先輩は違う・・・・・・。 先輩に、迷惑かけないで。・・・。」 下を向いて涙をこらえてるのが分かった。 右手は握られていて、震えていた。 俺は思わずの肩を抱いた。 「俺が一方的にを好きなだけ。 は何も悪くない。」 そういって、ソイツを睨み付けた。 これ以上を傷つけることは許さないというように。 「はい、はい。彼氏のご登場ってわけか。 ま、お前には優しい彼氏サマのほうがいいだろうな。」 そう言って、唾を吐きながら去るソイツ。 俺はまだを抱きしめていた。 NEXT→