「せ・・・先輩?」 この想いを君に -13話- は熱のせいでか、身体が熱かった。 「先輩・・・??あの・・・」 駄目。離してやんない。 俺、本気で狙ってんだぞ? 「あの・・・ちょっと・・・・・・」 続きが気になるの言葉。 『離して』と言われるのかと思った。 「苦しい・・・です・・・。」 「あ!!ごめん!!!」 思わず、手を離してしまった。 にはやっぱ弱い。 「ごめんな・・・嫌だったろ?」 後悔した。 彼氏に振られて、母親のことで悩んでいる の心の傷をいいことに 近寄ろうとしたんだ。 最悪だ、俺。 「全然・・・嫌じゃなかったですよ?」 「いいよ、気使わなくても。」 「気・・・使ってるんじゃなくて・・・本当に。 なんか・・・心地いいって感じで・・・」 そう言われ、俺は驚きを隠せなくて、 を見た。 「う〜〜」 そう言いながら、顔を隠してもう一度横になる。 「何してんの?」 って笑いながら聞いてやると 「恥ずかしいですもん。」 って。 布団で顔を隠していても、 顔が林檎みたいに真っ赤になっていることは 想像できた。 NEXT→