こんなこと してもいいのか? この想いを君に -9話- 結局、保健の先生は戻ってこなかった。 下校の時間になっても、誰も先生は来ない。 ベットの上には俺のかばんが置いてあった。 クラスの奴が持ってきてくれたんだろう。 時計を見ると下校時間5分前。 まぁ俺は大丈夫だけど、が歩いて帰れるはずもない。 「?親とか連絡つく?」 俺はそういってがいるベットのカーテンを開けた。 は寝てた。 頬を真っ赤にしながら、熱と戦ってた。 「?大丈夫か?両親と、連絡つくか?」 そう言いながらを起こす。 「両親は・・・夜遅くまで仕事です・・・。」 〜〜〜下校の時間です。まだ学校内に居る生徒は・・・ 下校の放送が流れる。 しゃぁねえな・・・。 「よし!。帰るぞ。」 「え?先輩??」 俺はベットの横に、屈んだ。 に背を向けて、「おんぶ」って分かるように。 「そ、そんなんいいです!!あたし、本当に重いですし!」 「いいから。」 の言葉さえも切り捨てる。 こっちだって結構ハズいんだよ。 「じゃ・・・お願いします。」 そう言って、俺におぶさった。 ドキドキして、正直ヤバい。 俺は、俺と、のクラスの奴が持ってきてくれていたかばんを持って、 保健室を後にした。 NEXT→