時間は、刻一刻と時を刻んでる。 Because of tears -8話- ああ言ったものの・・・・・・。 どうしたらいいのかも分からず、もう昼休み。 何となく一人になりたくって、屋上へ行った。 「はぁぁ〜・・・。どうしよ・・・。」 そういいながら地べたに足を伸ばして座った。 あー・・・。寝れそう。 ----------------------------------------------------------- うるさい・・・。 ・・・・・ 「わっ!?今何時!?」 「おはよー、5時だよー。」 あえ!?先輩!?? 「は・・・へ・・・?」 何でここにいるの? 「あーーー!!!5,6時間目サボっちゃった!!!」 どうしよ。 この間のテスト赤点だったのに・・・。 「なぁ、俺の存在忘れてねぇ?」 「あ・・・。」 先輩の存在、全然分からなかった・・・。 「なぁ、話す気に・・なってくれた?」 胸が痛い。 言葉が喉に詰まる。 「・・・先輩が・・キス・・してるところ見ました・・・。」 ついに言っちゃった。 ずっと心の中に残ってたこと。 「涙のわけは・・・俺だったんだ。」 ただ、こくりとうなずく。 他にどうしようもなくって。 「あのことは・・・忘れてくれ。」 NEXT→