誰かが分かってくれるって思った。





それを、信じるしかなかった。









Because of tears -7話-
















上手く、話せるかな。












朝から、そればっかりだった。

















「おはよ。」












「あ〜!!!おはよ!」











・・・。




ほら、ほら。










思ってることを。






















「も・・・いいかな?」












「あ、全然!〜〜!!ちょっとこっち来て!」










「おう!」















が走ってこっちに来る。

















「あのね?ちょっと聞いてね。

 あたしね、の言ってること信じようって。

 何にも分からないよりも、自分でも行動しなくっちゃって・・・」









ぐずぐずしてたって、何も変わらない。




どうせ傷つくなら、はっきりしてからがいい。






何もしないで傷つくのは、1番嫌だ。
















「そっか。じゃ、俺、先輩に聞こうか?」










「ううん。あたし、自分で聞くよ。」






















自分の足で、しっかり歩こうと思った。










一歩ずつでも、真実に近づきたいって。






















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