あたしが傷ついたとしても



君は 必ずあたしのもとへ 帰ってこない



君にとって あたしは



必要がないのかな












Because of tears -2話-















あー・・・もういい加減帰らないとなぁ・・・。











もう暗いし・・・。













も、帰っちゃってるだろうなぁ・・・・・・。





























あ・・・。靴箱に手紙・・・。







“もう大丈夫?そんなわけないか・・・。

 今回はちょっといつもと事情が違うから、いつもより心配してるよ。

 あんま無理しないでね。しんどい時はいつでも電話でもメールでもしてね。

 多分まだ一人がいいと思うから・・・。先帰るね。ごめんね。

 元気・・・出してね。”












ありがとう・・・・・・。













もう帰ろう・・・。































はぁぁ・・・。本気で寂しい・・・。




あたし、ここまで先輩のこと好きなんだなぁ・・・。



























「ー!!!!」























えっ!?い、今の声って・・・・・・・










先輩じゃない!??

















「はぁっ。よっ!久しぶりだな!!」













今、一番会いたくない人に会ってしまった。。。







先輩。



あたしの憧れの先輩で、メールもしてて。

ってか、あたしが誘ったんだけど。



学校で会った時はちょっと話するくらいの関係。



多分、先輩はあたしのことあんまり知らないと思う。




それでも、先輩の優しさに心底ホレています。















「ど・・・どーしたんですか?もう・・部活もとっくに終わってますよね・・・?」















目が見れない。













「うーん?職員室にお呼ばれ(笑)提出物1ヶ月くらい出してなかったからな。」















胸が痛い。










「へー・・・そうなんですか・・・。」








返事しかできない。






隣でペースをあたしに合わせて歩くのも


隣で笑顔でしゃべってくれるのも


望んでたはずなのに







今だけは、嫌。

















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