「あいつには気をつけろよ」 そう言うしか なかった 09 「だから言っただろ」 俺はが好き でもは 俺の友達が好き 最近それを聞かされて 薄々気がついてはいたけど ソイツを勧めるなんてまっぴらごめんだから 「ー!あの人ににアド聞かれたー!!」 嬉しそうに 走って俺の所に来る その笑顔も 声も 全部 愛しくて仕方がないのに 「へー 、でもアイツ女タラシだから 誰にでも聞くじゃん」 何では アイツが好きなんだよ アイツは 女タラシで、とにかく軽くて には負担が大きすぎる奴 なのに 「そっ、そんなことないもん!」 って言ってるケド 実際すごい動揺してるのが分かる 俺のためにそういう表情 見せろよ 「ほら アイツ今 女の子に抱きついてるじゃん」 俺が指差した先には アイツと女の子がイチャついていた 「もうっっ あれは違う ハズだよ 多分・・・」 そう言いながら俺をおそるおそる 見上げてくる かくいう俺は にったーと笑って 「もう のバカ!!」 と 極めつけの言葉を言われてしまった -------------------------------- 部活から帰って携帯を開くと からのメールが1件 “あの人今まで25人も付き合ったらしくって…今も彼女いるんだって” 即効で返信 “もうやめちゃえば?” “もうダメだね…メールも素っ気無いし。諦めようかな…” これはチャンスだろ 俺 “だから言っただろ。 俺にしろよ” や マジ恥ずかしすぎだから 内心 かなりドキドキだから しばらく経ってから の電話 「ー!?もーバカなこと言わないでよー」 クスクス笑うは 本気にもしてなくって 「でもねー、ホントすごい落ち込んだんだー」 なんて言うは 俺のこと見てなくって 「本気 だし 俺のこと 好きになって 」 「序々でいい の?」 はか弱そうな声で 俺に尋ねる 「いいし 俺 マジだし」 「 ・・・ うん 」 俺の恋愛ゲームは 今始まった