野球の話しをしてるあなたが好き。 を愛しそうに見るあなたの瞳が嫌い。 だけど、あなたが好き。 05 溢れる笑顔 「〜!!も一緒に帰ろ!!」 「おー!」 ほら。が誘うと絶対来るんだから。 はが好きなんでしょ? ------------------------ 塾の英語の授業だけ同じ。 知ってることといえば 隣の学校、生徒会長、野球部、そしてが好きということ。 も塾の友達で、すごく可愛い子。 あたしも、ももそれぞれ学校がバラバラなんだけど、何気に仲はいい。 でも、はが好き。 本人に確かめてはないけど、多分当たってる。 の前だと笑顔でしゃべるのに、あたしの前でなんか俯いてるし。 いっつもしゃべりかけてるのに、あんまり仲良くしてくれない。 「今度レギュラー入れそう?」 と別れたあと、いつも2人きりになる。 正直気まずい。 「おう・・・。まーわかんねぇけど。」 はあたしと話したくないんだろうな・・・。 と話しがしたいって思ってるんだろうな・・・。 「そっか。ごめん、今日先に帰るね。」 その場にいられない。 2人の空気に耐えられない。 もっと楽しく会話できたらなって思うのに。 はそれを望んでないから。 「ちょ・・・待って!」 思いっきりひっぱられた。 あたしの肩に掛けてたかばんを。 「今度の日曜さ、試合あるから・・・。応援来て。」 どうせと一緒にでしょ? あたしの気持ち知ってて馬鹿にしてんでしょ? 「に直接言って?あたし、日曜は用事あるから。」 行けない。 の気持ち、知ってるから。 「じゃなくて、俺はに来て欲しい。」 あたしの気持ち知ってて、 また遊んでるんでしょ? 「これ以上喜ばしてどーすんのよ。もう帰るから。」 塾、代えようかな。 「違うって。俺、のこと好きだから・・・。」 2人一緒に笑い会った日。 あれは、あたしの勘違いだったみたい。 ********************************************** さゆみさんからの10000HITのリク。 あのプランのね。あと3人応募できますよ!! ってかいつの間にか20000HITになってた…。 希望通りじゃなかったらごめんなさい;