ねぇ、。





あたしは言わないよ?が大好きだから。














02 親友

















あたしは、が好き。









も、が好き。











でも、あたしたちは“親友”




















「でね、君“ってやっぱ面白いな!”って言ってくれたのー!!」














「そうなのー!?良かったねー!!!」













こう言っている間でも、胸が苦しくなる。









そう、あたしはに恋してる。






でも、には内緒。









というか皆に内緒。















あたしの中にしまっておく気持ち。
















「ねー、ってさ、本当に君のこと好きじゃないの?」


















「違うよー!君は友達だもん。」
















は“君”




あたしは“君”














もう、距離を感じる。














「おーい・・・そろそろ授業始まるぞ?」














・・・。









あたしとが好きな人。










「あー、そうだね!じゃあまたね!君。」








「おー!!は元気だな(笑)」













ほら、そう。





あたしは「は、友達以上みたいに「」














いくら頑張ったって叶わない。











だから、最初から諦めるの。


















「ねー。1つ聞いていい?

 何でって俺のこと良く見てんの?」















「・・・え?」


























「俺さぁ、自惚れてもいい?

 けどさ、が俺のこと“”って呼んでくれないからさ・・・俺も呼べないし。」























本音を言ってもいいですか?
























「自惚れても・・・いいよ。」



















「やりぃ!じゃあ俺達これからカレカノな!!」




















「うん・・・。」
























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「あのね・・・・・・。

 あたし、本当は君のこと好きなの。

 でもがすごい可愛くって、を失いたくなくって、嘘ついてた・・・。

 ごめん・・・・・・・。」



















勢いよく、頭を下げた。














返事が返ってこないから、ゆっくり顔をあげると























ニコニコしている。
























「そんなこととっくの昔から知ってるよ。

 ただが何にも言わないからさ、と一緒にをハメたってわけ。」






















「えぇぇぇぇ!???」


























どうやら、あたしの親友は














きちんとあたしのこと、分かってるみたいです。