甘くて とろけそうなくらい 幸せな時間















膝枕














は1コ下の学年で、すごい可愛い顔した人









すごくモテてて それがなぜか あたしになついているのです



















「センパイッ!」















まるで子犬がご主人になつくくらいな勢いで











ブンブン手を振りながら あたしの方に走ってくる













あたしはとランチタイム中















木陰で2人座って食べてた
















「クン、また来たのー!?」















何て言ってるケド ホントは嬉しかったり なんてね

















あたしはクンのコトが好き










クンもあたしのコトが好き














まぁ 俗に言う 「両思い」 ってやつなんだけども

















別に「付き合おう」とか言わないし 言われないし ずっとこの関係のまま





















はあたしとクンに気を使って そそくさと教室に戻った




















「センパイいいなー・・・」















あたしのお箸を見る クン







あたしのお箸に挟まれてるのは   玉子焼き



















「玉子焼き好きなんだー?」

















コクコクと頷く クン


















「・・・食べる?」

















最後の1個だったけど 仕方ない










持っていた玉子焼きを そのままクンの方に向けた


















「いっただっきまーす!」

















そういいながら あたしの作った玉子焼きにかぶりつく





















「甘ッッ!!」

















驚きを隠せないまま 未だ体験したことのない





玉子焼きの甘さに驚く















「だってあたし甘党だしー」
















ちょっとは喜んでくれるかなーって思ったケド










ちょっと期待してたケド










あの甘さじゃ仕方ないか
















「まー甘いのも好きだからいいんですケド」















なんて満面の笑みで 








ああ 顔と 性格がすごい一致してる・・・!














「センパイー、俺寝ますー」












何て言い出して ゴロンと芝生の上に横になりだす

















や、確かにここ 木の下ですごく涼しくてさ












寝るのにはすごいいい場所だと思うんだけど



















頭痛そうだよ・・・?






















「膝枕・・・する?」



















もう寝ちゃったかなーなんて思いながら











おそるおそる聞いてみたら













クン、すごい嬉しそうにこっち見てて

















「お願いしますー!」














なんて言ってて









すごい 母性本能をくすぐられる














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授業はもう始まってる









ここにいるってことは サボリ ってこと













「センパイ・・・」














って言うから 何かと思って クンを覗き込む













そしたら すごい幸せそうな顔しながら寝てて
















さっきのあたし呼んだのは 寝言だったみたい





















全然 付き合ってるとかそんなのないけど

















こんだけ甘えてもらえるなら それでいいかな
















・・・今の所はね!













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亜紗未さんからの拍手のお題リク。


2回目の年下!年下は書きにくい! 書いててすごい楽しいケド笑


玉子焼きの甘さくらいにこの小説も甘い・・・。。。(ぁ