何が起こったのか 全然分からなかった










けど












これは運命だと思う















最後まで諦めないから













いつも 学年一カッコイイといわれるくんを眺めるのが





あたしの日課になってる


















今日はよく晴れた日だった















青空の下でキラキラの笑顔を振りまきながら




サッカーをするくんに






周りの女の子は黄色い歓声をあげてる












その中に混じることはできなかったケド、多少離れた所から






友達のと見学



















そこまではいつもと何ら変わりなかったのに






今日は少しだけ(いやだいぶ)違うかった





















----------------ばこん


















白と黒の六角形のマークが見えたと思えば











サッカーボールが











あたしの顔面にクリーンヒット



















そのボールの勢いがありすぎたみたいで






あたしは大の字のまま 後ろに倒れこんだ




















「いっっったいし!!」






















思わず声をあげてしまって   本性のせいか












ボールを当てたやつを 探してしまう

























「ごっ ごめん!大丈夫だった!?」























そう言って駆け寄ってくるのは  紛れもなく










毎日あたしが 眺めることしかできなかった











くんで

















「い  いえ    だだだ   大丈夫です!」


















何て言ってみたりしちゃったけど










本当はマジで痛い














特に頭がズキズキする・・・・・・























「いや 大丈夫って言っても頭打ってたし





                     やっぱ保健室行こう」


















そう行ってあたしを引っ張っていこうとしてる










ああ  駄目だ














優しすぎて      めまいがしてきた




















「だだだ大丈夫ですから・・・


                 あ  あのそれより・・・」
















こんなチャンスは滅多にないぞ  あたし



















「メールしませんか?」

















くんはすっごいキョトンとしてたけど





瞬時に理解してくれて

















「いいよ」


















と言ってくれた


















「じゃー3組のさんだよね?  帰りに教室行ってアド渡すから待ってて」
















くんは  あたしの名前もクラスも知ってた


















嬉しさの絶頂





















に






「くん 好きな人いるらしいよ?」











って言われたけど   ごめんね










あたし 諦め悪いんです





















最後まで諦めないから  覚悟してよね      くん




















--------------------------後日談












くんの好きな人は  なんと   あたし  だったらしい












毎日見るあたしが  気になってたらしいです















最後まで諦めないといいことあるね










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喜湖さんからの拍手のお題リク。

全く持って意味のないお話だったように思う。

せっかくリクしてくれたのにっっっ(×Д×)