「のばかっっ!!」 そう言って、一目散に逃げていく。 I like it here. 3日後はの誕生日。 付き合ったのがの誕生日だったから俺等の1周年でもある。 俺は“指輪”をプレゼントするため、1ヶ月ほど前からバイトを増やしていた。 の好みは大体分かってるつもり。 けど、やっぱり心配だし、男一人でジュエリーショップに入るのもハズイ。 こういうときにいてほしいのが女友達。 でも俺は「女友達」といえば元カノ兼友達の 花耶 しか思い浮かばなかった。 だから、土曜の朝から、買い物に付き合ってもらった。 ただ それだけなのに に誤解を招いてしまった。 お礼にと言って入ったカフェから出てきたところを に見られてしまった。 はという友達と遊んでいたみたいだった。 「のばかっっ!!」 そう言って走るを見つめるだけで、 俺はしばらくその場から動けなかった。 ことの状況を理解するには、しばらく時間がかかって を追いかけても には追いつけなかった。 その後も次の日も、毎日電話したけど 全部留守電。 クラスに会いに行っても 欠席。 メールの返事もない 開いてすらないと思う あと20分での誕生日------------ が会いたいと願わなくたって 俺は に 会 い た い 俺は急いで自分の家を飛び出した。 走って走って の家まで 早く の部屋は道路から見える位置にある 電気がついていない もう寝てしまったのかもしれないと 思った けど やっぱり 誕生日は に 会 い た い 近くに落ちていた石を探して 窓に投げつける コンッ---------------------------- しばらく何の変化もない “やっぱり 気付かないのかもしれない” そう思ったとき の部屋の明かりがついて 窓 が 開 い た 「っっ!!!」 俺の姿を確認して すぐに窓を閉めようとするを呼び止める。 「お願いだから 俺の話聞いてよっっ 」 の動きが止まる 「俺が元カノの花耶といたのは 誕生日プレゼント に 似合う もの 買いたくって でも には秘密にしておきたくって 色々分かんないことあるから 手伝ってもらっただけで 今は 普通の友達だから 俺が好きなのは しか いねぇんだよ 」 気がついたら は部屋からいなくなってて 「っっっ!!!」 そう言って玄関から飛び出してきたを抱きしめる 「心配かけて ごめん」 を抱きしめながら 髪を撫でる 俺の腕の中にいるは ふるふると 首を横に振って 泣いている 「これ どうしてもあげたかったんだ」 そう言って 指輪 を 箱から取り出し の右手の薬指に付ける。 「もし 結婚できるときが来たら 今度は左手のここに 俺の指輪 はめろよ?」 泣きじゃくるはただ一言 「っっ・・・・・・大好き」 と呟いた 俺の居場所も の居場所も ここ 俺等は ここ が 好きだ **************** 彩乃さんからの拍手のお題リク。 いいね 抱きしめあうその場所が好きだとかっっ!! やーでもこの夢、甘々な上に くさいかも笑