「体育祭、なにするべー?」











の声が遠くのほうで聞こえる

















委員長ー・・・何寝てるのかなー?」















そういいながらあたしのほっぺたをつねるコイツ。

















「俺の委員会で寝るとはいい度胸だなー」



















にこにこ笑いながら、さらに強い力をほっぺたに加える。










いいいいたいし










なんなんだよ、コイツは。























さっきからあたしが言ってる「コイツ」とは









のこと。








体育委員長してて、学年一うるさい奴。








学年一   モテる奴。











んでもって



あたしの敵でもある。














「だってー!あたし体育委員するつもりなかったの!!」











そう。



あたしは健康委員会に入るつもりだった。







ななななのに    なんで    体育委員よ!!!








しかもこんな男ばっかりの!!










や、あたしがじゃんけん負けたからなんだけど。













「あんたのせいだろ!」とかいう突っ込みはナシね!




















「やるつもりなくても、なっちゃったもんはしゃーねーだろー!」















うう  うるさいわね







図星だから言い返せないんだケド。















「で、は体育祭何したい?」















体育祭とかいらないし。部活だけでしんどいのに。

















「何もしたくない」




















「ああ? そんなのムリに決まってんだろ?」

















あたしらの会話に周りの人たちは笑い始めた














「がしたいやつ、絶対やってやるから。な?」











絶対?絶対って言ったよね?













「・・・・・・二人三脚」


















ほら、だから言いたくなかったのよ。










皆口あんぐりじゃない。


















「運動会みたい・・・」













だから言いたくなかったのに。













「いーよ、二人三脚いれよ。」













えっ、が今有り得ないこと言った・・・?














「おもしれぇじゃん。」















え   え     え















「・・いいの?」















「俺、約束したし。まー条件があるけどな。」
















  う   そ       嘘     嘘    











がはじめて  あたしの言うこと   聞いてくれた




















「カップルでの参加にする。」












はああぁぁぁ!?










んなのあたし出れないじゃん!!!
















「やだし!そんなの出れないあたしがかわいそう!!」

















んなの意味無いじゃんっっ!!








こいつ   やっぱ   敵だ


















「だから、は俺と出ればいいんだよ!!」



















うわ 告った!!  とか   周りの声がうるさい   けど






















あたしはかすかに   首を縦に動かした。
















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さゅみさんからの拍手のお題リク。

クラス委員長か体育委員長か迷った結果、体育委員長に・・・笑

この男、かなり強引だ!笑