君は?



















揺れる心



























「だぁかぁらぁね!!っ!!」
























「はいはい、分かったよ!!」


























あたし達、付き合ってるって言える?




















こんなにも、心がすれ違っているのに。


























「っ!大丈夫?」

























「ううん、大丈夫。」

















友達のが、心配してくれる。














それくらい、あたし達はヤバイのです。



















「もー!!ってば!!!」

























うるさいうるさいうるさい。
















そのキャピキャピした声で“”って呼ぶな!



















彼女でもないのに。
























はモテる。























女子に免疫があるのかどうか知らないけど、「」って呼ばれても平気。
























「おーい!っっ!!」


























「うっさいわね!!!!!」






















の彼氏の。















あたしの幼馴染でもある。























って呼んでも良いって言ってるのは、











だけ。
























なのに、は平気。

























こんなんだからデートも行けない。



















学校でもろくにしゃべれない。

























メールでは、甘い言葉吐きまくるくせに。


















いい加減にして欲しい。




























「っっvvv」


























あたしの中で、何かがキレた。


























「気軽に、呼ばないでくれる!?」

























やばい・・・。やっちゃった・・・。




















皆驚いてこっち見てる。


























したらいつの間にかがあたしの隣に居て。
























「ちょっと。」

























あたしの腕を掴んで教室を出た。


























「クスクス・・・。あの二人もやっとおしまいねーv」


























さっきベタベタしてた女の声が聞こえた。

























・・・本当に終わりなのかもしれない。


























そうこう考えてるうちに、屋上。



























誰もいない。

























さすがにあと5分で授業始まるともなれば、皆帰る。


























は座って、隣にあたしを座らせた。


























「なぁ、・・・。」
























「ごめんなさい!!あたしが、変なことしたから・・・。」





























「違うんだって。」





















--------------------ぎゅ・・・・・




























「俺な?本気でのこと大事にしたくって。

 学校でしゃべっててもあいつらに何か言われるだろうし、

 デート行ったら俺、に何かしちまうかもしれねぇから・・・。」



























あたしのこと、考えてくれてたんだ・・・・・。


























「だから・・・許す!」


























「本当にごめん・・・。」





















「だから良いって!!」

























今まで無理だったことは、この先していけばいい。












周りの皆だって驚くような、この先にしていけばいい。























ここで終わりじゃないなら。
























「でも、これからはちゃんとしゃべってね?」

























「上等!!!!」



























それから、













がメールしてる時みたいに


















甘い言葉を普通に言うようになったのは





















言うまでもありません。