「ー!!!」 また。 俺のことはどうでもいいのかよ。 嫉妬 「あのね、・・・・・・」 、、・・・ 毎日聞き飽きた。 いい加減俺でも、堪忍袋の尾が切れそうだ。 はのことが好きなんじゃないかと思う。 「ねぇ、!!!」 あ?が俺の所来てくれた・・・!! でも、素直になれない俺。 「何・・・?」 すっげぇ低い声で言ってしまった・・・。 後悔・・・。 「え・・・何か・・怒ってる・・??」 「別に。」 本当は怒ってる。 嫉妬ってやつ。 「あ、あの、ご・・ごめんね?」 「別に怒ってないってば。で、用事って?」 「え、えっとね・・??今度の日曜日のデートなんだけどね・・・・・・ 遊園地がいいなって・・・・・・・・・。」 「分かった。じゃ、家に迎えに行くから。9時。」 素っ気無い言葉だと思う。 でも、今は無理。 ---------------------日曜日 さ。行くか。 俺は8時半に家を出た。 ----------------------ピンポーン 「はーい。」 の家に着いたのは約束の10分前。 それでもはちゃんと出てきてくれた。 何も言わずに手を繋ぐ。 の温かい手が心地良い。 「なぁ、。」 「うん?なぁに?。」 「俺、何で怒ってるか分かる?」 「ううん。しばらく考えてたんだけど、全然分かんない。」 あの日以来、ほとんど口を利かなかった俺達。 精神的にも結構つらかった。お互いに。 「が、ってばっかりで、俺に構ってくれないし・・・。」 「・・・ぷっ」 何で笑うんだよ。 「そんなことぉ?にはの欲しい物とか聞いてたの。 ほら、もうすぐ誕生日でしょ?それで喜んで欲しいなぁって思って・・・。」 何だ。 俺の勘違いなのか。 「ごめん・・・」 「いいよ!というよりも、それって・・嫉妬・・・??」 「そーだよ。何が悪いんだよ・・・」 俺は顔が赤くなるのが自分でも分かって、と反対方向を向いた。 -------------ぎゅっ が手を強く握ってくれた。 俺も嬉しくて、握り返す。 まだまだ今日は長いぞ。 覚悟しろよ?。